今回はプログラミングの関数について勉強していきたいと思います。関数をうまく使うことによってメイン文がわかりやすく、綺麗にまとまるようになるのでぜひマスターして欲しい分野になります。
プログラミングにおける関数
- プログラミングにおける関数とはまとまりのある機能ごとに処理を割り振ったもの。
ー例 二点間の距離求める関数
三角形の面積を求める関数など
- 関数は値(仮引数)を受け取り、処理した結果の値(戻り値)を返す。
ー 標準で用意している関数をライブラリ関数という。(printf関数,scanf関数など)
- 関数を作るだけでは処理が行われないので、関数を呼び出す必要がある。
あと、関数は自分でつくることができるので、どんどん自分で作っていきなれていきましょう。
関数の作成
戻り値の型 関数名(型名1,仮引数1,型名2,仮引数2,…….){
処理過程
return 式;
}
- 同じ関数名の関数が複数存在しれはいけない
- 関数を定義する際は仮引数の型を明記しなければならない。
- 仮引数はいくつでもよいが、戻り値は一つもしくは0でなければならない。
- return文に記述された式が戻り値となる。
では関数定義の例を見てみましょう。
こんな感じですねーー。
関数の呼び出し式
関数名(実引数1,実引数2,……)
- 関数を呼び出すための記述を関数呼び出し式をいう。
- 指定する個数と型一致させる必要がある。
- 仮引数と実引数の名前は異なっていても良い。
文字だけ見てもわからないと思うので、サンプルコードを見てみましょう。
#include <stdio.h>
int larger(int a,int b){
int large;
if(a>b)
large=a;
else
large=b;
return large;
}
int main(void){
int x,y,l;
printf("整数x: "); scanf("%d",&x);
printf("整数y: "); scanf("%d",&y);
l=larger(x,y);
printf("大きい数は%dです\n",l);
}
/* 実行結果
整数x: 43
整数y: 66
大きい数は66です
*/
関数呼び出し式の部分はl=large(x,y);のところですね。
x=43,y=66なので、large(43,66)となって、大きい方は66になるので、lに66を代入しているといった処理過程になります。あとは、メイン文がとてもスッキリしていてみやすくなっていると思います。
関数をうまく使えるようになると、こういったメリットがあるので、しっかりマスターして欲しいところです。今回は以上となります。次回はいろいろな関数について書きたいと思います。
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